トリマーの専門学校に入って、一番最初に練習するのがハサミの持ち方・動かし方
ハサミを正しく持ち、動かすことができなければ何もできません。
（ハサミの持ち方などは別のページでお話するとして・・・）
ハサミを自由に使いこなせれば、家族の髪もカットできるようになります。
ただ、私の場合は理容師・美容師さんに直接教えて頂いたのですが。
トリマーの専門学校の先生の中には、理容師や美容師の資格を持っている方がたまにいらっしゃいます。
私は夜間のコースだったのですが、授業が終わった後に、ちょくちょく人間用の美容室が開かれていたのです。
と言っても、本当の美容室ではなく、先生や生徒の中でカットしてほしい人に無料でカットしてくれていたのです。
（これは内緒の話ですよ。）
その時に、人の髪をカットする方法を伝授頂きました。
最初は何が始まるの？と思いましたよ。
だって教室の掃除をする前に、先生同士で髪をカットし始めたのですから。
道具はすべて揃っているのですから、あとはカットできる人がいるかどうかです。
あっ、道具は犬用のハサミやバリカンを人間用に別で用意してありました。
と言うか、もともと犬用のハサミやバリカンなどありません。
すべて人間用の道具を使っています。
カットしている先生は理容師と美容師の資格を持っているそうです。
そして私はそこでカット方法を教えて頂きました。
もちろん、私は美容師や理容師の資格は持っていないので、家族の髪しか切りません。
ハサミの使い方と髪の扱い方さえわかればシャギーやレイヤーカット
ツーブロックや刈り上げ、さらに角刈りもできます。
このブログをもし美容師さんがご覧になっていたら気分を害されるといけないので、あらかじめ言っておきますが、
カットができると言っても、しっかり勉強された美容師さんにはもちろん敵いません。
でも、家族の髪をカットするには十分です。
私の夫や長男は今でも美容室や散髪屋さんに行こうとしません。
家でカットできるので、外に行くのは面倒だし、何しろ節約になるからと私がカットしています。
さすがに長女は髪を染めたり、ウェーブをあてるので美容室に行くようになりましたが・・・
実はこの人間用のカット方法、犬にも応用できるのです。
トリマーとして一人前になるには、学校で習う既存のカット方法だけではお客様は獲得できません。
特に独立開業する場合は、オリジナリティーや独創性が必要です。
詳しくは→人へのカット技法は犬に応用できる？をご覧ください。
家族の髪をカットしていて一番困るのは、
私は今でも時々、無性にプードルのように丸～くトップをカットしたくなるのです。
私：「あ～、プードルみたいにカットしたい！」
夫：「それだけはやめてくれ！」
これがカット中によく出てくる会話です。
でもこれからまだまだ年老いて、もっとおじいさんとおばあさんになっても、二人で笑いながら髪をカットできればいいなぁなんて思っています。
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