自宅で犬を洗っている時に、犬がブルブルしてしまうと大変ですね。
特にシャンプー中は泡が飛び散り、周りは泡だらけ、洗っている私たちも水と泡でボトボトになってしまいます。
そんな時に犬のブルブルを止める方法を覚えておくととても便利です。
ただし、犬の耳に水が入っていたりするとブルブルさせてあげないといけないので、シャンプー後はブルブルさせてあげてください。
どうして犬はブルブルするの?

犬がブルブルするのはどうしてでしょうか。まずはその理由を知っておきましょう。
1.体についた水を落とすため
犬は体が濡れると、水分を飛ばすためにブルブルっと体を震わせます。
2.耳に違和感がある
耳に水などが入ったときなど違和感を感じるとブルブルと体を震わせながら、頭から上の部分を左右にふり、異物を外へ出そうとします。耳掃除をした後にも震わせますが、外耳炎など耳に異常があるときもよく頭を振るので、頻繁に振っている時は獣医師に見てもらいましょう。
3.不安やストレスのため
不安を感じたり緊張したりしている時に出す「カーミングシグナル」のひとつです。嫌なことがあったり、緊張感から解放された時によく体を震わせます。そんな時は優しく声をかけ、体をなでてあげてください。また、必要以上に構わずにゆっくり休ませてあげることも大切です。
4.興奮しているとき
犬が体をブルブルと震わせるのは嫌な時だけではありません。飼い主さんが帰ってきてとてもうれしい時や、興奮を落ち着かせるために行うこともあります。さらに寝起きにブルブルっと一度震えてから動きだす子もいます。
犬のちょっとした行動で、その時の感情を読み取ることができるので、愛犬をよく観察してみてくださいね。
シャンプー中にブルブルを止める方法

シャンプーの時に突然犬がブルブルっとしてしまったら、洗っている飼い主さんは体が水と泡でボトボトになります。
特に大型犬となると、ひどい時にはバケツで水をかけられたようになることもあります。
そうなる前に、犬のブルブルを止める方法があるのです。
犬は体が水で濡れてブルブルする前に、必ず「顔を少し傾けて震える準備」を行います。
このタイミングを見逃さないこと!
顔を少し傾けたら、首から全身にブルブルっと震えるのです。
ブルブルを止めるには、犬が顔を少し傾けた時に、素早く犬の首をぎゅっと手で押さえましょう。
そうすれば、犬はブルブルを止めるか、軽く体を振るだけになります。
犬が首を傾けた時のタイミングが大切なので、よく観察しながら、ぜひトライしてみてください。
ブルブルして欲しい時はこれ!

シャンプー中はどんなに注意していても、耳に水が入ってしまうことがあります。
シャンプー後は耳の水を抜くためにも、必ずブルブルさせてあげてください。
といっても、「さあ、ブルブルして!」と言って、そのタイミングで犬が必ずブルブルしてくれるとは限りません。
そんな時は耳の中に優しく息をふぅ~と吹きかけてみてください。優しくですよ。
すると耳に違和感を感じた犬は、自分でブルブルしてくれます。
耳掃除をした後にも、耳垢を外へ出すためにブルブルさせることもあります。
いかがでしたか。
愛犬を自宅でシャンプーする時にはぜひチャレンジしてみてください。
